テック系の学生というと、やはりいろんな会社のインターンに参加していろんなイケてるナウい技術を触って「圧倒的成長!」を求めますよね。 自分もそうでした。
自分はかなり極端な例で、大学を1年休学してまでインターンしてコロコロと会社変えながら10社くらいは行きました。 今思うと楽しかったしお金ももらえるし最高じゃんって感じだったんですが、ぶっちゃけじゃあインターンしまくってずっと成長してたかって言われると微妙です。
会社によってはただバグ潰したりするだけのインターンもあったりして、いわゆる限界効用逓減にぶち当たってただコードをかいてるだけの学生だった気がします。 あとはやっぱ学生でコードかけるとすごいチヤホヤしてくれるのでそれが嬉しい、みたいな。
いまでこそ社会人になって仕事でコードを書くようになったんで分かるんですが、別に起業家じゃなくともエンジニアだって自分のビジョンが必要だよなって感じます。 そうじゃないと、ただのコード生成機みたいな存在にしかなれないんだなと。
ビジョンっていうとなんか壮大ですが、たとえばプロダクトにチョー愛を注ぎたい熱意があるとか、組織を全力でイイものにしたいというアツい想いがあるとか、学生の頃は胡散臭いと思ってたあれこれが結局一番重要なんじゃないかって今は思います。
なにかに強く共感できるとか、全力で入れ込めるってある意味スキルだと思う今日このごろ。学生の頃の自分は「エンジニアとして技術をめちゃくちゃに極めたい」としか思ってなかったけど、じゃあ技術を極めた先になにがあるの?と聞かれても何も答えられなかっただろうな。