2020年内はいろいろ忙しくて振り返りとか書けなかったので、代わりに2021の今思っていることを。
ソフトウェア・エンジニアとしてのキャリアについて
去年はマネージャロールへの転向という自分の中での転換点の年であり、対外的な活動よりもいったん自分の会社に100%を注いでみようと決意した年でもあった。
12月にはひとつ大きな機能開発をチームでやりきり、チームのメンバや同じくマネージャロールの人々に支えられて「マネージャという仕事も悪くないな」と感じた。チームというのはひとりで成し遂げられないことをするためにある。 izumisy.work
技術的なキャッチアップに関してはかなり適当にやっていた2020年ではあったが、自分の中では「世の中の先端技術を追従しなければ」みたいなよくある焦りは全くと言っていいほどない。
技術に興味がなくなったというわけではないが、自分の中でソフトウェア・エンジニアという職業の捉え方が変わったのがひとつの理由ではないかと思う。自分の解釈では、ソフトウェア・エンジニアは研究職のようなごく少数の人々を除いてコードが書けるビジネスマンのような存在である。
「ビジネスマン」と表現しているのは、会社の利益のためであればコードを書く以外の業務もやるが、強みとしてコーディングがあるというだけの存在であるということを意味している。これは特に自分がベンチャー企業で働いているということから来ている解釈でもあると思う。企業規模が大きくなれば「効率性のための分業が云々」みたいな話が出てきて解釈は変わってくるだろう。
逆に、組織とソフトウェア・アーキテクチャの合理性みたいな部分には逆に興味が出てきている。 izumisy.work
プライベートについて
猫と一緒に生活をするようになった。
人間と違って完全に生理的欲求だけに生きているので見ていておもしろい。
猫を見ていると、自然界の脅威からは解き放たれた代わりに労働という重荷を背負うことになった我々人間が、果たして猫と同じくらい幸せなのかが疑わしい。改めて人間としての生き方を問うてくる存在だと思う。