ぼくは今年で55歳になる。81-84年ごろに大学を卒業して、働き始めたのが85年だ。同年代のプログラマーは多くなかったし、それに私達以前にはプログラマーはいなかった。もし君がITの領域で仕事をしようと思うのなら、競い合うことになるのはおそらくぼくらのような歳の人間ではなく、きみより5,6年ほど若い人間たちになるだろう。
で、どうしてるかって? まだコードを書いてるよ。
僕らが基本的に大学で扱っていたのはPascalだった。85-86年ごろにはデータ・ゼネラル社のスーパーミニを使い、87-89年ごろにはマッキントッシュ上でObject Pascalを書いて、89年後半ごろにC++を書き始めた。FirefoxやLinuxカーネル, LLVMやAndroid Java向けのJITコンパイラ、Tizen C/C++で動く.NETあたりのプロジェクトにも取り組んだのを覚えている。
もちろん、1994年にはPerlを(ちょうどPerl5が出始めたころ)、1998年にはJava、1999年にDylan, そして2001年にはPythonを勉強した。
2014年前半のぼくが51歳だったとき、丁度僕はニュージーランドで次の仕事を探していて、AmazonとGoogleそしてSamsungにそれぞれ声をかけた。AmazonとGoogleはアメリカでのオンサイト・インタビューへと招待したが、Samsungは私に6ヶ月間の契約でリモートワークをオファーしてくれた。仕事はAndroidの改善に関わるもので、すぐに始まった。契約がそろそろ終わる、というころに私はモスクワにあるチームのみんなに会いに行った。そこで彼らは私に正社員としての契約をオファーしてくれたので、いまはそこで働いている。それ以来、おもにJavaやC#, OpenCLを使ってコンパイラとランタイムシステムの開発をメインでやっている。
私の同僚はほとんどがとても若い。多くがロシアの優秀な大学で学士号以上の学位を持ってやってくる。彼らは間違いなくとても優秀だ。とはいえ、同じオフィスにいる自分を含め50を超えたプログラマーでも、やはり未だにマネジメントではなくプログラミングをしたがっているよ。
このBruceさんの回答以外にもめちゃくちゃいろんな回答がついていて興味深いが、どの人もやはり低レイヤな知識か、ソフトウェアのアーキテクチャに強みを持っているという印象が強い。ただコードを書けるだけでは生き残れないということがよく分かる。
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