Runner in the High

技術のことをかくこころみ

docker-composeを使う際のprofiles, networks, volumes

go-cleanarchitectureにdocker-composeを導入した過程で学んだprofiles, volumes, networksの話。 github.com profiles ざっくり言うと、サービスをグループ化して部分的に起動できる。 r7kamura.com そもそも、開発中のアプリケーションという"コロコロと中…

CloudBuildのキャッシュに便利なgcs-cachingというDockerイメージを作った

github.com CloudBuildではこんな感じで使える。 steps: # キャッシュの保存 - name: izumisy/gcs-caching:latest args: ["store", "./caching-directory", "gs://your-own-build-cache", "./cachekey-file"] # キャッシュの取り出し - name: izumisy/gcs-ca…

m4a(mp4)におけるFPS計算

FPSでググると動画の話ばっかり出てくるが、デコーダを扱うには音声でも秒間フレームサイズが知りたくなることがある。 「秒間」というくらいなので、まずはm4a(mp4)における再生時間データを計算する方法が必要。以下の式がそれにあたる。DurationもTimesca…

GCSのReader実装を拡張してio.Seekerを実装する

という実装のコード片をGithubのissueコメントから拾ったので自分で完成版を作ってみた。 内部的にNewRangeReaderを何度も呼び出しているのでストレージに対するReadの量は増える可能性があるのでそれだけ注意したい。 もしもシーク位置が比較的局所的な仕様…

JMOOCの「クラウドサービス・分散システム」の講座がいい感じ

内容的には自分が過去記事で紹介した「データ指向アプリケーションデザイン」の内容を、もう少しとっつきやすくかみ砕いたような雰囲気。大学での講義を収録したっぽいものなので、ある程度初めての人でも分かりやすいかもしれない。 lms.gacco.org この講座…

Goでm4a/mp4のraw aacなデータをデコードする

github.com fdk-aacとそのgoバインディングのgo-fdkaac*1を使ってやってみたので、試行錯誤過程のメモ。 ffmpegみたいなツールを用いた変換方法はネット上にゴロゴロしているのに、スタンドアロンなライブラリを使ってデコードをするとなると情報がめちゃく…

fdk-aacでM4A→WAV変換サンプル実装のビルド方法

izumisy.work 上記の記事のビルドをやっている前提 # libavformatは必須らしい $ sudo apt install libavformat-dev # fdk-aac配下でサンプルがあるブランチに切り替え $ cd fdk-aac $ git checkout decoder-example # m4a-dec.cをビルド # (https://github.…

Ubuntu環境でのfdk-aacビルド方法

github.com リポジトリにはREADMEどころか何も書かれていないのでメモしておく # ビルドに必要なパッケージをインストール $ sudo apt install autoconf libtool # リポジトリをクローン $ git clone git@github.com:mstorsjo/fdk-aac.git # ビルド $ cd fdk…

Golangのあの動的にDIするやつ

名称が分からないが、実際の例で言うとcloudspannerecosystem/yoにあるこういうやつ。 // YOLog provides the log func used by generated queries. var YOLog = func(context.Context, string, ...interface{}) {} これだけ見ると何のために定義されている…

ビジネス・アーキテクチャとシステム・アーキテクチャ

うちのコンサルが「システムアーキテクチャを決めるためには、ビジネスアーキテクチャを先に固めることが必要」と言ったら、お客様が「事業構造の変化が激しすぎてビジネスアーキテクチャを固めることが難しい」と仰った。そうだよなぁ。システムの寿命より…

redigoを使ったPubSubアダプタの実装

自分が開発しているgo-cleanarchitectureの中でドメインイベントのPublisher実装としてredigoを使ったPubSubアダプタの実装を用意したが、思ったよりもredigoを使ったRedisのPubSub周りに関連する実装があまりネットに転がっていなかった。 domainsパッケー…

VimでGitの操作環境を整える

自分はvim-fugitiveとvim-flogを使っている Plug 'tpope/vim-fugitive' Plug 'rbong/vim-flog' fugitiveだけでもgit logは見れるが --decorate や --graph などのコマンドを使っても色がつかないのでコミットログを見ることに関しては若干微妙。 ログを見る…

メルカリShopsの開発組織に関する記事を読んで

engineering.mercari.com メルカリShopsの開発組織に関する記事が興味深かった。ソフトウェアエンジニアがフロントエンド/バックエンド関係なく開発をするというのは、たしかに開発組織の理想形だと思う。 2020年にオークランドで開催されたDeveloperWeek 2…

フロントエンドとしての/サーバーサイドとしての"フルスタック"さ

最近思うがなんとなくフルスタックと一口に言っても、ソフトウェアエンジニアにおける"フルスタック"にはサーバーサイドとしてのフルスタックと、フロントエンドとしてのフルスタックがあるような気がしている。この言い方が妥当かどうかは分からない。 サー…

database/sqlとdatabase/sql/driverの関係性に学ぶインターフェイス設計

golangのdatabase/sqlには設計に関するドキュメントが用意されており、これが興味深い。 ドキュメント自体は非常に短い。以下のリンクでサクッと読める。 golang.org 中でも個人的に印象的なのは以下の説明で、ここからgolangにおけるdatabase/sqlの設計思想…

makeのlengthとcapacityについて、それからbytes.Bufferのアロケーション処理速度について

izumisy.work 上記の記事をstackoverflowで質問したら回答がついた。 stackoverflow.com 結論から言うと自分はmakeの使い方を間違えていて、makeの第3引数にあたるcapacityを省略してスライスを作成するとそこには空データが埋まってしまうとのこと。 なので…

リテラル値でmakeしたらヒープに乗らなくてアロケーションの回数は少なくなるんじゃないか?という実験

goコンパイラの最適化によって、可変長配列であってもリテラル値でlength指定されていればコンパイルする時点で確保するデータサイズが決定し結果的にランタイム時にアロケーションを発生させなくなるのではないかという仮説。 テストコード package app imp…

io.Readerで先頭Nバイトを読み捨てる

package main import ( "io" "io/ioutil" "strings" "os" ) func main() { a := strings.NewReader("123456789") r := io.LimitReader(a, 5) t := io.TeeReader(r, ioutil.Discard) io.ReadAll(t) io.Copy(os.Stdout, a) // 6789 }

ioutil.Discardとio.CopyNでメモリアロケーションせずデータサイズを判定する

ioutil パッケージに Discard という /dev/null 的な io.Writer が用意されている。 最近これを使うタイミングがあったのでメモ。以下のようなコードがあるとする。 package main import ( "fmt" "io" "io/ioutil" "strings" ) func main() { a := strings.N…

net/mailパッケージだけでもメールアドレスのバリデーションはできる

stackoverflow.com こんな感じで使える。 package main import ( "fmt" "net/mail" ) func main() { addr, err := mail.ParseAddress("izumisy.test@example.com") if err != nil { panic(err) } fmt.Println(addr.Address) // izumisy.test@example.com } …

deferで参照している変数のポインタを更新しても参照は変わらないっぽい

こういうやつ type Closer struct{ Value string } func (c *Closer) Close(id string) { fmt.Printf("Closed(%s): %p\n", id, c) } func newCloser(c *Closer) { n := &Closer{Value: "aaa"} fmt.Printf("New: %p\n", n) c = n } func main() { c := &Close…

BlueoothドングルTP-Link UB400をUbuntuで使う

これを買った TP-Link Bluetooth USBアダプタ ブルートゥース子機 PC用/ナノサイズ / Ver4.0 / 3年保証 UB400TP-LINKAmazon デバイス情報を見てみるとどうやら Cambridge Silicon Radio とかいうやつらしい。 at 15:26:52 ❯ lsusb Bus 005 Device 001: ID 1d…

フロントエンドアプリケーションにおいて状態をどこに置くべきか論

後学のために自分の考えていることをまとめてみる。 考えられるパターン これまでの経験から以下4つのパターンがある。 ローカルStateでprop-drillingする ローカルStateかつイベント経由でデータ交換をする グローバルStoreとローカルStateを併用する グロ…

Elmにおける比較処理の高速化テクニック

ここで触れられてた話がおもしろいかったのでざっくり紹介 discourse.elm-lang.org 文字列比較はcase文のほうが早い(ことがある) これは遅い ensureNonBreakingSpace : Char -> Char ensureNonBreakingSpace char = if char == ' ' then nonBreakingSpace …

Elmにおけるビルダパターンには後方互換性というメリットがある

Elmにおけるビルダパターンというのは以下のようなインターフェイスを指す。 -- setXxxのような関数をパイプでつないでいく雰囲気のやつ Button.new |> setPadding 10 |> setBackground "blue" |> setLabel "next" |> view このインターフェイスの優れた点は…

朝会と夕会を両方やっている

自分のチームでは朝会と夕会を両方実施しているので、その話を書きます。 (アジャイルとかスクラムとかは分からないです、念のため) 自分のチームにおける朝会の課題 もともと自分のチームでは「朝会」のみをデイリーのmtgとして実施しており、そこで「今…

elm-firestoreにおける型安全なパス組み立ての設計

elm-firestoreのパス組み立て周りの実装を型安全な設計にしてみたのでその話。 github.com Firestoreにおけるパスの仕様 まず大前提としてFirestoreにはリソースの場所を示すパスという概念があり、ざっくりパスは以下のようなルールに基づいている。 ルート…

elm-firestore v10.0.0をリリースした

引き続きチビチビと作り続けていたelm-firestoreだが、とうとうv10をリリースした。 I finally have just rolled out elm-firestore v10.0.0! It has Query opertion support and fixes interface of transaction-related functions. Plus, integration test…

Acer C720のSSDを換装してUbuntu 20.04 LTSをクリーンインストールする

Acer C720というChromebookが手元にあるのだが、しばらく前にサポートが切れたので気合を入れてUbuntuをクリーンインストールする。 ついでにSSDも換装する。 acer ChromeBook C720 (日本正規品)発売日: 2014/11/13メディア: Personal Computers SeaBIOSを有…

elm-typedパッケージを使えばもっと型で仕様を表現できるかも

elm-typedというパッケージを作った。詳しくは以下のGithubのREADMEに書いている。 github.com パッケージ自体が根本的に実現したいことはPunie/elm-idとかjoneshf/elm-taggedあたりとほぼほぼ同じ。プリミティブ型をそのまま使わず型エイリアスでもなく、プ…