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技術のことをかくこころみ

Ubuntu 20.04でUSBのWiFiアダプタ(WDC-300SU2SBK)を認識させる方法

インターネットで調べたところ、どうやらUbuntuがサポートするrtl8192cuというチップとして認識させれば動くとのこと。

というわけで、rtl8192cuのモジュールをmodprobeでロードし、lsusbで分かったベンダIDとプロダクトIDをカーネルに認識させる。

$ sudo modprobe rtl8192cu
$ echo "056E 4009" | sudo tee /sys/bus/usb/drivers/rtl8192cu/new_id

こんな感じで、対象となるモジュール名の配下に置かれている new_id ファイルへデバイスの情報を書き込むとドライバの対象として未登録の機器であっても認識させることができる。つまり、実質的にどんな野良WiFiアダプタであっても中のチップセットの種類さえサポートされているものであれば、この方法で動かすことができる。

あとはudevを使ったり /etc/rc.local に上のコマンドを書いておくなりして、起動時にWiFiアダプタ用のモジュールをロードし自動的にネットワークへ繋がるようにすればよい。

askubuntu.com

追記(2021/02/06)

USB2.0のポートに刺すとダウンロードがめちゃくちゃに遅く、Googleスピードテストをしてみると1Mbpsかそれくらいしかでないことがある。

理由はわからないが、これはUSB3.0のポートに刺し変えることで解決できる。製品自体は2.0用と書かれているが、Ubuntuにおいては2.0に刺すと使い物にならない。逆にWindowsでは3.0に刺すと接続が安定しないことがあったが、Windowsに関してはElecom公式から提供されているWDC-300SU2S Driverをインストールすることで解決された。

特に理由がなければUSB2.0ではなくUSB3.0のポートに刺しておくのがいいと思われる。