あと数日で2024年も終わってしまうので、ここらで今年の振り返りを少し。
本年は、去年末に人生初の車を買ったことにより、ドライブが楽しすぎてプライベートでは全くブログを書く機運が高まらなかった。なんと2024年は4記事しかブログを書いていない。年末振り返りを除けば3記事だけ。これも全部208の運転が楽しすぎるのが悪い!
しかし、車の登場により圧倒的に私生活での移動範囲が大きくなり、房総半島のありとあらゆるところに足を伸ばすことができた。房総半島のおすすめエリアについてもいずれどこかで記事にしたい。夜に気まぐれで九十九里海岸に行って夜の星空を見ることができるのも、レンタカーではなく自分で車を持っているからできることだ。
さて、ここからはいくつか今年のハイライト事項。
fabrix & GraphQL conf 2024登壇
2024年の個人的圧倒的にハイライトは、やはり間違いなくfabrixとGraphQL conf 2024への登壇。
fabrixに関する詳しい内容は自分が書いた弊社のnoteの記事からどうぞ。
fabrixは、もともと自分がプロトタイプとしてTailor Professional Serviceの顧客向けアプリケーション開発で作ったコードジェネレータから着想を得て作られたものである。
自分がその当時入っていたプロジェクトでは、ある程度パターンの決まったCRUD画面がいくつも存在しており、ソフトウェア・エンジニアとしてそれをひとつづつ手で作っていくのはどうしても無駄な気がしてならなかった。その際に、限られた時間でどうにかならないか… と考えて作ったものがfabrixの前身にあたるもので、Tailor PlatformのDB/Pipelineをデプロイするためのスキーマ定義を読み込んで、静的にReactでテーブルコンポーネントやフォームコンポーネントを全て生成するという素朴な作りであった。
最初は良さそうに見えたものの、時間が経つにつれ突貫で作ったこともあり、スケールしない作りであることが分かってきた。思想は良いがモノが微妙だよね、ということで改めてGraphQLエコシステムに則ったマトモなものを作るプロジェクトがスタートした。これが確か今年の夏頃の話。やっていることはシンプルで、GraphQLからReactアプリケーション向けのコンポーネントを動的に作るための便利ライブラリである。カスタムコンポーネントを作るインターフェイスが提供されているので、基本的にはどんなUIライブラリとも組み合わせて使うことができる。
たとえば、ここ最近自分が関わっている社内のプロジェクトではfabrixを用いてGraphQLのクエリから、自動でEnum型のフィールドからグルーピングをするKanbanや、Date型のデータをマッピングするCalendarなどを動的にレンダリングするコンポーネントを作ったりしている。動的というのがポイントで、notionのようにユーザーがKanban上でグルーピングするフィールドを選択できるような機能も、GraphQLスキーマ上の型情報をfabrixのカスタムコンポーネントからいい感じに参照できるので作りやすい。
とはいえ、fabrixに関する具体的な話はコードがないとわかりづらいと思うので、来年はどこかでブログの記事にしたい。
チェジュ島でウェディングフォトを撮った
自分らは結婚式をしないという選択をして、その代わりに潤沢にお金を使って人生の記録に残る写真撮影をすることにした。それが今年5月にチェジュ島でのウェディングフォト撮影である。数ヶ月前から現地の撮影スタジオを予約しており、当日は現地の日本人のウェディングフォトの撮影エージェントの人にも同行してもらった。
我々のスケジュールは3泊4日で3日目に1日かけてチェジュ島を縦横無尽に移動して6-7時間の撮影をするというプランで、撮影は海岸、草原、道路など、そしてさらにはドローンを使った空撮が組み合わされており、実際には当日は撮影についていくのが手いっぱいで、緊張している暇すらなかった。撮影された写真は、我々の撮影をしてくれたスタジオがinstagramに上げている写真を上げてくれているので、見るとその雰囲気がわかりやすい。
言語化するのは難しいが、韓国のウェディングフォトというのは撮影技術なのかレタッチの技術なのか、国内で撮影されるウェディングフォトよりも圧倒的にシネマティックな何かがある。チェジュ島というロケーションにも、個人的には北海道と沖縄のミクスチャーのような、幻想的な雰囲気を感じてならなかった。
これだけ素晴らしく記憶に残る作品を作れて、かつ結婚式を開くよりもはるかに金銭的・精神的コストが少なく済んだことには、非常に満足している。もちろん、なんでも安く少なくがいいとは思わない。が、チェジュ島でのウェディングフォトほど満足なお金の使い方はない。それくらいの満足度である。
来年に向けて
まずはfabrixの機能拡充とそれにまつわる発信。これは圧倒的にやらないといけないことだと感じている。
クリティカルなバグの修正や、実際にプロダクトで使っていくにあたって必要な機能が揃ってきているにも関わらず、アップデートや具体的なコードを含めた発信ができていないのが2024年の課題であった。来年はfabrixのアップデートに関するブログでの発信や、コードを交えた具体的なユースケースに関する発信をドンドコやっていく。
その他プライベートでも色々な予感があるが、まずは選択と集中ということで。